本来筋肉は柔らかくしなやかなものですが、スマホやパソコンをうつむいた状態で長時間見続けることで、首や肩、背中の筋肉が緊張して固くこわばってしまいます。
最初のうちは、休憩することで、元の柔らかい状態に戻っていきますが、段々とこわばりが続くようになり、慢性的な首こりになることも。
そうなると、なかなか首こりは治ってくれません。
今日は慢性的な首こりに効く自宅で簡単にできるリンパマッサージをご紹介します。
目次
首こりは顔のたるみやむくみの原因にも!
実は首こりは、美容にも大敵!
首こりは首がこって苦しいだけでなく、美容にも大敵なのをご存知ですか?
首こりになると、顔のたるみを引き起こし、むくんで、顔が横に大きく広がってしまう原因にもなるんです。
また、猫背の人は、肩が上がって首が埋もれ、首と肩の境目がなく見えてしまいます。
きれいな女優さんやモデルの方を見ると、首すじがきれいで、あごもシャープに見えますね。美意識の高い人は、首こりを防ぎ、日頃からリンパマッサージやストレッチで、首の血行を良くし、首を鍛えている人が多いようです。
うつむくと小学3年生(約27kg)を首にぶら下げている状態に!
頭は5kg以上の重さがあって、まっすぐ立って頭を支えるだけでも、首や肩に負荷がかかっています。
頭を前に傾ければ傾けるほど負荷がかかり、15度傾ければ12kg、30度では18kg、45度では22kgと、うつむくほどに負荷が増し、60度では27kgと小学生の子供ひとり分の負荷がかかっていきます。
これだけの重さを毎日細い首で支えているので、首の筋肉がその負荷に耐えられず、段々と筋肉が凝り固まっていきます。
そうなっていくと、血行・リンパの流れが悪くなり、むくみやたるみが起こって、首が太く縮んだように見えていきます。
美容の為にも、自宅や職場でリンパマッサージをしていきましょう。
リンパマッサージでセルフケア
ポイントは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、首を横に傾けると耳の後ろから鎖骨にかけて浮き上がる大きな筋肉です。
頭を支える為、負荷がかかりやすく、この筋肉が凝り固まるのことで首こりの症状が現れます。
まずは胸鎖乳突筋をほぐしていきましょう。
それでは、いつでもどこでも簡単にできるリンパマッサージをご紹介します。
1.後頭部と鎖骨をつなぐ胸鎖乳突筋をほぐす
首を横に傾けると、耳下から鎖骨にかけて浮き上がってくる大きな筋肉が胸鎖乳突筋です。
この胸鎖乳突筋を耳下から鎖骨に向けて、上から下にゆっくりなぞっていくだけ。
これを左右1分ずつ、「ちょっと凝ったなあ」と感じたら、やってみて下さい。
あまり力を入れすぎると筋を痛める可能性がありますので、ちょっと力を入れるだけでOKです。
ここをマッサージすることで、老廃物を流すリンパの流れが良くなります。
2.鎖骨のくぼみをさする
胸鎖乳突筋を耳下から首元までなぞっていくと、鎖骨の上のくぼみに行き当たります。
そのくぼみをあまり力を入れず、左右1分ずつゆっくりとなでて下さい。
首こりの方は、さするだけで痛い感じがすると思います。
ポイントは力を入れずゆっくりとなでることです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
首すじのリンパマッサージをするだけで、首こりが段々と楽になっていきます。
リンパマッサージで注意することは、あまり力を入れず、ゆっくりとなでること。
力を入れすぎると筋を痛めてしまいますので、注意して下さいね。
気が付いた時にリンパマッサージを行うことで、むくみも解消され、小顔効果も期待できます。
毎日少しずつ行って、首こりを治し、すっきりした毎日を過ごしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。