電車の中でも、街中でもうつむいてスマホを見る人をたくさん見かけますね。
もちろん自分も、気が付けば毎日パソコンやスマホ、家事でうつむいて猫背の姿勢で一日の大半を過ごしています。
首こりで悩む皆さんに今日は首のストレッチのやり方をご紹介していきます。
目次
首こり解消ストレッチ
首こり解消は「後頭下筋群」がポイント!
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)、聞きなれない言葉ですが、首こり解消にはこの後頭下筋群をストレッチすることが効果的です。
首から肩は、色々な筋肉から作られています。
上層(表面)・中層(その奥)・下層(最下層)の3層で構成されていて、首こり、肩こりを治すには、上層・中層にある「僧帽筋(そうぼうきん):首から肩、背中にかけて広がる大きな筋肉」や「肩甲挙筋(けんこうきょきん):頸椎と肩甲骨をつなぐ筋肉」といった、表面の筋肉を緩めれば解消する、と今まで言われてきました。
首こり解消ストレッチも、上層や中層の筋肉を緩めるストレッチが多く紹介されていますが、最近の研究では、首の最下層にあり、頭を支える「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」が首こり発症に大きく影響していることが分かってきたんです。
後頭下筋群は、「群」という言葉通り、何種類もの筋肉で構成されています。
- 上頭斜筋(じょうとうしゃきん)
- 下頭斜筋(かとうしゃきん)
- 大後頭直筋(だいこうとうちょっきん)
- 小後頭直筋(しょうこうとうちょっきん)
上記4種類が左右にあり、合計8つの筋肉で構成されている、頭を支える重要な筋肉群なんです。
首こりは表面をマッサージしても解消しません!
皆さん、首や肩がこると、ついつい表面をごりごりマッサージしたり、首をぐるぐる回したりすると思いますが、表面だけをストレッチしても、首こりは解消しません!
首こりを解消するには後頭下筋群のストレッチが効果的なんです。
【デスクワークの合間に】座ったままできる30秒首こり解消ストレッチ
それでは、具体的に後頭下筋群のストレッチ方法をご紹介していきます。
①椅子に座って、背中を丸めずに背筋を伸ばした状態にします。
②両手の中指と薬指で後頭部の、耳から指3本程度斜め後ろの髪の生え際にある窪み(うなじと呼ばれる部分です)を探します。
③両手の中指と薬指で②の窪みを押しながら、顔を上に向け、10秒程度、首を左右に揺らします。首の前の筋肉が張って、後ろの筋肉が緩んだ状態になります。【注意】指は固定して動かさずに、目線は天井に向けて下さい。
④後頭部の窪みを中指と薬指で円を描くようにゴリゴリと10秒程度ほぐします。
⑤背筋を伸ばしてあごを引き、頭の上に両手を乗せて手を組んで下さい。
⑥10秒~20秒、手で頭を下の方に押さえ、頭は手を押し上げるようにして、その状態をキープして下さい。
ストレッチのポイントは
・首に強い痛みを感じる時は、無理にストレッチをしない。かえって首を痛めることになりますので、無理は禁物です。
・仕事の合間、1時間に1回ぐらい行うと効果的です。
・両足を開き気味でストレッチすると、骨盤が安定してストレッチしやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今日ご紹介したストレッチをすると、スッキリして仕事も家事もはかどると思います。
毎日続けてストレッチして、慢性的な首こりから開放されましょう!
毎日少しでもいいので、ストレッチしてみて下さいね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。