【2023年最新】花菖蒲で有名な堀切菖蒲園の見頃はいつ?アクセス、駐車場はあるの?2023年の開花状況は?

花菖蒲の名所として、テレビでもよく紹介される堀切菖蒲園

梅雨のこの季節、たくさんの菖蒲が咲き誇り、訪れる人たちの目を楽しませてくれます。

私も実際に行って来ましたので、2023年最新の見頃や開花状況、アクセスについてご紹介します。

目次

堀切菖蒲園とは?



堀切」という地名を聞くと「菖蒲園」を連想する人も多いぐらい、堀切菖蒲園は花菖蒲のスポットとして有名な庭園です。

毎年、梅雨時になると、たくさんの花菖蒲が咲き誇り、多くの人が訪れます。

堀切菖蒲園の始まりは?

江戸時代に堀切村と呼ばれていたこの地域で、花農家を営んでいた小高伊左衛門という人が日本初の観光花菖蒲園として「小高園」という花菖蒲園を開いたことが始まりと伝えられています。

以後、明治・大正時代にかけていくつもの花菖蒲園が開園され、多くの人が訪れる名所となりました。

江戸時代の安藤広重の「名所江戸百景 」にも登場し、徳川斉昭公からは「日本一の花菖蒲」と折り紙をつけられたほど。

しかし、関東大震災や都市化による環境の変化、戦争などにより規模が縮小され、一時は全ての花菖蒲園が閉園となりました。

その中で、足立区に花菖蒲を疎開させていた「堀切園」が戦後に再開園、その後、都立公園となりましたが、1975年に葛飾区が管轄する現在の「堀切菖蒲園」となりました。

江戸時代からの花菖蒲を見ることができる貴重な花菖蒲園として現在に至ります。

堀切菖蒲園の特徴は?

堀切菖蒲園の特徴は、今では貴重な、戦前に作られた江戸古花系の花菖蒲を数多く栽培していること。

約200種類6000株もの花菖蒲の内、半数近くを、江戸花菖蒲の中でも戦前に作出された「江戸古花」が占めています。

日本の花菖蒲の発展に貢献した江戸時代後期の旗本、松平左金吾定朝(菖翁)が作り出した品種の菖翁花を受け継ぐ花菖蒲が12種類もあり、貴重な品種が多数植えられています。

戦前に作り出された江戸古花と戦後に作られた江戸系を中心に、伊勢系、肥後系、長井古種という多種多様な花菖蒲を見ることができるんです。

各々の菖蒲の前に花の名前と何系かが書かれたプレートが置いてありますので、一つ一つの花の名前と何系かを確かめながら見ることができます。

こちらの写真の「野花菖蒲」は品種が「野生」と書かれていました。

ボランティアのガイドさんが説明してくれたのですが、この野生の花菖蒲が全ての品種の始まりで、ここから色々な品種が作られていったそうです。

また植え方の特徴として、同じ品種が1列に並んだ「列植え」ではなく、異なった品種が入り交じった「ランダム植え」がされています。

ランダム植えをすることで、園内のどの位置からも見応えがあり、決して広くはない庭園ですが、奥行きのある庭園として花菖蒲を楽しむことができます。

そして、嬉しいのが入場無料なこと!

これだけの花菖蒲が楽しめて、入場無料なんて、都心の庭園としては珍しいですね。

堀切菖蒲園のアクセスは?駐車場はあるの?



堀切菖蒲園に電車で行くには、京成上野駅から6駅約15分、京成電鉄「堀切菖蒲園」駅が一番近く、徒歩約10分で着きます。

■所在地:東京都葛飾区堀切2-19-1
■堀切菖蒲園管理事務所 TEL:03-3697-5237
■静観亭(休憩所)TEL:03-3693-6636
■開園時間:午前9時から午後5時まで
■休園日:年末年始(12月29日から1月3日まで)

駐車場はありませんが、土曜日、日曜日、祝日は、近くの荒川河川敷にある堀切橋駐車広場が1回500円で利用可能です。

堀切菖蒲園の花菖蒲の見ごろ、開花状況は?

堀切菖蒲園の花菖蒲の見ごろは、例年6月上旬~6月下旬となります。

こちらで掲載している写真は、2023年6月4日(日)に撮影したものです。

まさに見ごろで、たくさんの花菖蒲が満開となっていました。

まだつぼみの花もありましたのでまだまだ楽しめそうです。

昨年2022年の一番の見ごろは6月8日頃だったようで、今年2023年も6月上旬が見頃のようです。

毎年、6月上旬から6月中旬が満開のようですが、5月上旬に一番花が開花(2023年は5月9日)しましたので、5月上旬から6月下旬まで十分楽しむことができそうです。



2023年葛飾菖蒲まつりの期間やイベントは?

堀切菖蒲園と、水元公園という葛飾区にある大きな公園では、6月の開花時期に合わせて「葛飾菖蒲まつり」が開催されます。

2023年の開催期間は5月29日(月)~6月18日(日)です。

期間中、堀切ではまちぐるみでの催しが多数開催され、駅前の路上では阿波踊りや民謡踊り、パレードやステージイベントが行われます。

堀切菖蒲園では夜のライトアップもあるそうですよ。ライトアップされた花菖蒲も、見応えありそうですね。

また、開催期間の土曜、日曜には、「葛飾菖蒲めぐりバス」として、堀切菖蒲園→水元公園→金町駅→柴又帝釈天→亀有駅を回るバスも出ています。

まとめ

今回は、梅雨の季節に、多種多様な花菖蒲を楽しめる「堀切菖蒲園」をご紹介しました。

雨が多く、気持ちも滅入りがちな梅雨の時期ですが、きれいな花菖蒲を眺めることで、気分も爽やかになりますよ。

皆さんもぜひ行ってみて下さいね。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。



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